最近、日本のいじめ事情の事を色々知りたいと思って、いじめに関する本を読んでいます。

その中で、興味深く読んだのが

中野 信子著 「ヒトはいじめをやめられない」

尾木 直樹著 「いじめ問題をどう克服するか」


です。著者である、中野信子氏は、日本を3年離れていると浦島太郎になってしまうもので、名前を存じ上げなかったのですが、母に「最近面白い人が良くテレビに出ているのよ」と言われて教えてもらった方です。


この方は、脳科学の観点からどうして虐めは起きやすいのか、と書いてらっしゃって面白かったです。


お二人の著書でも、何回も述べられていたのですが、日本という国は諸外国に比べて、虐めがかなり起きやすい傾向があるそうです。


簡単に言えば


1:人の思考は、セロトニントランスポーターの量の多い少ないによって違いが表れる事が多い。

セロトニントランスポーターが少ない人は、不安傾向があり、色んなリスクを想定して慎重になりやすいが、

日本は29カ国の中で調査した結果、一番セロトニントランスポーターが少ない遺伝子を持つ傾向があった。

結果として、空気を読む人が多くなる傾向があり、異質なものを受け入れない傾向になっていく。


2:個を重視する教育よりも、集団を重視する教育の傾向が強い。

集団を重視する教育の場合は、異質なもの、規則を守らないものなどが集団を乱すものととらえられ

集団を乱すと思われるタイプの人は、虐めのターゲットになりやすい。


3:規則をきちんと守ろうとする集団の方が、正義感が強くなるため虐めを助長しやすい。

正義感から虐めている為、自分は正しいことをしていると虐めている方は感じ、よりいじめられている方を

追いつめていく傾向がある。


4:同調圧力という向社会性。又、均一性が高いと虐めが起きやすくなる。


5:虐めは小学校高学年から中学2年までが一番発生しやすい。

朝から同じメンバーで過ごす為、人間関係が固定化し、関係が濃すぎるが故に虐めが起きやすくなってしまう。


****


以前、日本に一時帰国した時に、娘の主治医に会った際に、


「発達障害の子が、二次障害なく小学校高学年まで順調に来れているケースは、正直日本では難しくて、大体の子供が自信を無くしたり、不登校だったりしているよ。」とおっしゃっていたのを思い出しました。本当に発達障害のお子さん達にとって、発達障害という診断がついて、療育が入っているにもかかわらず、その様なお子さんが多いとお伺いすると現状に気が重くなってしまいました。そして、日本の発達障害を持つ子供達にとって、子供時代は厳しい環境だな、と本を読んだりして思わずにはいられませんでした。

本によると、中学2年までがピークらしいので、その時期をどううまく乗り越えるかどうかも大きな課題なのかなとも思います。


中野信子氏は、一回始まってしまった虐めをとめるという事は本当に難しい。始まってしまったら、ターゲットになってしまったお子さんは、学校を休んだり、なにかしらの空間的距離を加害者から置く事が必要と述べてらっしゃいました。


親の視点から考えると、どうして被害者が学校を休まなくてはならないのか、被害者が勉強する機会をなくなさないといけないのか、その権利を奪われる事にとても疑問が残り、その部分はしっくりいきませんでした。ただ、どうしても加害者が当たり前のように即座に制裁を受けるイギリスとは違って、虐め解決のプロセスまでに日本は相当な時間がかかるので、解決するまでの被害にあう心理的負担を考えると一番早いのは逃げて他の場所を切り替えよく探す、という事になるのかな、という気が残念ながらもします。


いろんな本を読んで、なんだか胃が痛くなってしまいましたが、逆に考えると、色々と得るものがありました。

例えば、発達凸凹児である娘の様な場合の子どもは、居場所として、ガチガチの規律の正しい均一性のある場所は、避けなければいけない場所というのが見えてきます。


ざっくりとした理想としては、


1:色んな個性が混ざった不均一性のある場所

2:例えば、学校であるなら大学方式の様な、能力別に算数、英語のクラスが採用されていて、同じクラスの子供でも一日同じメンバーで過ごさなくてもよいような場所。比較的クラスの人員が朝から夕方までがっつり同じメンバーではなく、流動的になる場所。

3:規則がきっちりしていない所で、比較的自由な校風の所。部活は、規則がきっちりしがちな合唱や、ブラスバンドなどに入るとトラブルが起きやすい。

4:アクティブラーニングなど、思考力重視で他の子供の違った意見をどんどん積極的に取り入れるような教育をしている所。


こんな学校あるのかな、と正直思ったりもしますが、都内だと、日本の私立はこのようなシステムを取り入れだした学校も少なからずあるようですし、通信、フリースクール、インターナショナルスクールなど、選択肢もない事はないと思います。又、日本はバカロレア認定校を今増やそうという動きもあり、バカロレアは多文化の理解を推進し、個人個人の思考力を大きく重視するので、従来の日本の公立校と又違った環境になると思います。他、一般的日本の大学は、上のいろんな条件を満たすので、中学卒業までは大変かもしれませんが、自由度の高くなる大学まで成長すると、発達凸凹の子供達も中学高校よりはぐっと楽になるのかな、と希望の光が見えてきます。


いろいろ考える事が多く、頭が痛くなりそうです。


特に、日本だと、一つの学校が合わなかったら、


「あの子、○○校、ダメだったんだってー。やっぱり○○だから、、」


とか近所とか、周りの人の意見や噂に惑わされそうになってしまいます。


ですが、あまり周りの人の目を重く考えずに、「合わなかったら、色んなボールをどんどん投げて、環境も変えて、フィットする所を探す。一つのボールを投げるのに、あまり重く考えすぎない」


位のスタンスで行こうと思います。実際は、なかなか行動に出来ないかもしれませんが、、。でもその様な気持ちも持っていたいと思います。


 イギリスだと学校が合わなかったら、大学を含め、転校は珍しい事では全くない事なく、むしろ自分の居場所を探すポジティブな前向きな事なので、そういうケースが見れて良かったと思います。










[PR]
# by dekobokouk | 2017-10-18 18:16 | 発達凸凹子育て日記 | Comments(1)

宿泊学習が終わりました


先日、宿泊学習が終わり帰ってきました。

普段、家では私が和食を作っているので、娘はずっとイギリスの料理ばかりで飽きてしまったり、部屋が異常に臭かったり寒かったりしたようですが、結構楽しんできたようで良かったです。

色々なアクティビティを、ランチ休憩だけで、それ以外はガンガンさせられるそうです。

d0356788_22222160.jpg

d0356788_22235563.jpg


大体いつもこの宿泊学習が終わると疲れが出るのか、体調を崩す子供達が続出します💧

それでも、人気があるのは何か子供達が得るものが大きいのかもしれません。

それにしても、、。宿泊学習後の学校の親用掲示板をのぞいていたら、結構忘れ物をして帰ってきたお子さんが多く

*スーツケースが何処かに行ってしまった
*寝袋セット一式を忘れてきた
*雨具セットがない
*コートを置いてきた

などの書き込みがされていました。
殆ど男の子のお母様ばかりが、書き込んでらっしゃいました。

スーツケースや、寝袋セットをなくすなんて、男の子の忘れ物は結構豪快なのが多く、娘も忘れっぽいですが、男の子も凄い子達がいるものだ〜〜。と何だかホッとしました😊

主人も長期日本出張から帰ってきて、日本の食材が🇯🇵
d0356788_22332039.jpg

娘も、頼んでいたボカロ小説が来て嬉しそうです。ボカロ小説とか、最近の若い子が好きなのは訳がわかりません、、。
d0356788_22354477.jpg

目のトレーニングのDVDも届きました📀

久しぶりに、家族全員が揃ってホッとした気持ちです。気持ちも新たに、又頑張ろうと思います☺️

[PR]
# by dekobokouk | 2017-10-16 22:19 | イギリスでの学校生活 | Comments(2)

又アウトドア宿泊学習へ

 
 今年6月位に、アウトドア宿泊学習に行ったと思ったら、又今週から娘はアウトドア宿泊学習に行ってしまいました。

d0356788_06510901.jpg

なんだかこの国は、アウトドア宿泊学習が本当に多いなと思います。日本だと、事前に宿泊学習だと、宿泊学習についての授業が丁寧にあり、持ち物のチェックや、班に別れて、班の目標やしおりなどを作ったりすると思うのですが、娘の通う学校は、事前授業は全くなく、紙一枚のお知らせだけが来て、持ち物も大体親の判断に任されてあっさりと当日から宿泊学習が始まる感じです。こんな感じで海外への宿泊学習も行われるそうです。

今回も、一枚だけ学校から簡単なお知らせがきて、その中に、「服は全て泥でドロドロになり、洗濯できなくなる程汚れるので、古着屋で古着を探し、靴も服も全て捨てても構わないものを準備してきてください」と簡単に書いてありました。
一体全体、どんな風にドロドロになって帰ってくるのか、ちょっと気になっています。

イギリスの学校で面白いなあと思う所は、必ずしもこのような学校行事に絶対参加ではないという事です。宿泊学習の数が多く、金銭的にもそんなに安い宿泊学習でもないので、金銭的に余裕がないご家庭や、アウトドアが苦手なお子さん、そして娘の知り合いのお子さんは、何となく行きたくないという理由で今回は不参加だったようです。運動会や、学校のイベントもそうですが、もし子供に負担がかかる場合は、必ずしも出席しなくてもいい、親の判断に任せるという所があり、行かない子供達も行く子達も、その辺はドライなようなので、お国柄の違いだなと思います。

娘は、小学校からの親友が一緒の部屋で、同じバスなので意気揚々として行ってしまいました。
友達は多くなくてもいいと思うのですが、誰か一人でも引き合う仲の良い友達がいると、娘の場合は安心して学校生活が送れるようです。

私は、主人も娘も何日も不在なので、一人でBathという街へ行って来ました。
d0356788_06554547.jpg

ジェーン・オースティンが好きなのですが、彼女の博物館がその街にあるからです。


イギリスは、次の10ポンド紙幣に彼女の肖像が使われる位人気で、公園に彼女の没後200年を記念する植え込みがありました。
d0356788_06544375.jpg


景色もすっかり秋です。

d0356788_06571581.jpg


ゆっくりイギリスの朝食を楽しみました。

d0356788_06585489.jpg


最近、このように娘も宿泊学習に行ってしまったり、中学に入ってから、一時的かもしれませんが、一人で過ごしたり友達と過ごすのを好むようになり、あまり積極的に親と出掛けなくなってきました。

私も、こういう自分一人の時間も増えてくるのかなあ、と何となく淋しい気持ちもあります。発達凸凹な娘なので、まだまだ色々取り組まなければならない事が山積みなのに、子供の時期はあっという間に過ぎ去っていってしまうようで、なんだか複雑な気持ちです。




[PR]
# by dekobokouk | 2017-10-13 07:00 | イギリスでの学校生活 | Comments(4)

 
 早いもので、もう10月になりました。日本に半年前一時帰国した時に、占い師に見てもらったのですが、
その際に、「中学卒業までは娘は結構大変で、高校からはある程度楽になってきます。特に今年の8月9月は気を付けて。」
と言われていました。

丁度主人も、イギリスにいなかったので、何か悪い事があったらどうしよう、や、娘が早速新しい中学に不適合を起こす、
などいろいろ想定して気持ちの準備を整えていましたが、特に問題なく無事8月9月が過ぎてよかったなあと心からホッと
しています。

必ずしも全て、占いを信じるわけではないですが、何となく心の中に留めておいておくのにはいいのかなと思います。


さて、前置きが長くなったのですが、主人はずっと2週間ほど横浜にいるので、スカイプで横浜の桜木町や、新横浜の
様子などを私達に見せてくれます。

イギリスから見る日本は、とてもキラキラしていて、娘と私で、

「新横浜って凄いきれいだねー」
とか
「桜木町、みんな女の人達が綺麗にお化粧して、いい服きて歩いてるよね。
みんなパーティに行くみたいだよね~(こちらでは、みなさん普段着はジーンズですっぴんが普通なので)」

など、など。

主人の携帯から見える日本は、なんだか慣れている場所なのにとても異空間で、美しい秩序がある国に私達に映りました。

娘も、イギリスは大好きで、イギリスの友達とはイギリスで流行っているゲームや流行などの話でいつも盛り上がって
いるようですが、離れている分、日本への思いも強く持っているようです。

休日は、友達と電話でおしゃべりなどはしていますが、日本のアニメ、日本のyoutuberのビデオをまとめてみたり、ボーカロイドの曲を
沢山聞いたりして静かに過ごしたい、というようになりました。
今は、日本でとても流行っているらしい「けものフレンズ」がとても見たいそうですが、こちらでは見れないのでとても残念なようです。

一人の時間を、日本の物に触れながら静かに過ごすのは、彼女にとってとても落ち着く時間なようで、その時間も大切に
してもらえたらな、と思います。


d0356788_17245655.jpg

ちなみに、私にとって落ち着く時間は、近所の海辺への散歩です。
写真に写っている、白い建物は、子供達のホスピスで、不治の病のお子さんが最期の時を過ごす場所です。
子供達が亡くなった後、小石に、ご両親が亡くなったお子さんの名前を書いて、海の近くの小川にその小石を
おいてから病院を去るのだそうで、亡くなったお子さん達の名前が書かれた小石が沢山この美しい景色に残る
のだという事を、以前関係者の方から教えてもらったことがあります。
そして、このホスピスは、ダイアナ妃が、子供達の為にチャリティコンサートを開き、その資金で建てられたものです。
ダイアナ妃は、こんな小さな地方都市でも地道な活動をされていたんだな、とこの道を散歩する度に、彼女の思いを感じて心が温かくなります。





[PR]
# by dekobokouk | 2017-10-02 17:25 | 発達凸凹子育て日記 | Comments(6)

初めてのgrampingと民泊


先日、主人が出張で1カ月家を開ける前に、ことし最後のキャンプに行って来ました。

キャンプは、ちょっと体力的にシンドイのですが、キャンプはキャンプでもモンゴルの遊牧民が使う様なしっかりとしたyurtという所で寝るのをグランピングと言うそうです。最近、日本でも流行って来た様です。


d0356788_05493843.jpg

テントの様な宿泊施設です。

d0356788_05510902.jpg

d0356788_05515024.jpg

木のロープのブランコ

d0356788_05530389.jpg
民泊は、初めてでしたがホテルと違ってとても安い所があるのと、キッチンを使えるのが子連れには便利です。

d0356788_05571671.jpg

可愛い村にその宿泊施設はありました。

d0356788_05581482.jpg

何とも可愛い眼鏡屋さん

d0356788_06002010.jpg

喫茶店

普段、学校と家の往復ばかりなので、いい息抜きになって良かったです。


もうイギリスはすっかり寒くなってきて、秋の気配が色濃くなって来ました。
今日、街に出るとクリスマス売り場がもう設置されていました。
d0356788_06025820.jpg


これから長い暗い季節がやって来ます、、。

[PR]
# by dekobokouk | 2017-09-28 05:45 | イギリス生活 | Comments(2)